押立 火の見櫓
タイトル押立 火の見櫓
撮影日2013/05/04
カテゴリ押立
タグ火の見櫓消防
コメント押立 火の見櫓

一、
大正八年押立地区の大火(島守神社含む十一戸の家屋焼失)を踏まえ
防災のシンボルとして、大正十三年月、財政豊かならざる折、
前年の島守神社再建に続き、四十二世帯一丸となって目を見張るような火の見櫓を
当時の東京府北多摩郡多摩村押立六百三五番地押立掘用水上に完成させた。

二、
昭和の国策により、昭和六年の満州事変、日中戦争、第二次世界大戦と続き、
国の鉄材不足に伴い、昭和十八年五月供出撤去となった。
木製の櫓約十米の高さを備え約八米程度の所に半鐘をつるし(半鐘は供出せず)代用とした。

三、
押立地区の稲城村編入半年後の昭和二十五年二月、
東京都所有の鉄骨が旧村役場付近に放置してあるものを、
当時村会議員の清水九一氏が払い下げ手続きを行い、村民の協力により元の場所に再完成させた。

四、
平成十年五月、市民やすらぎの押立堀公園内に移築し、現在に至る。

川崎 栄一記

平成十七年十月吉日

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